【危険性はある?】Focus To Doの9個の使い方と料金プランを解説

Focus To Do

 

リモートワークやハイブリッドワークが浸透し、私たちの働き方は大きく変化しました。

自由度が高まった一方で、「どうも集中力が続かない」「タスクが思うように進まない」といった悩みを抱えるビジネスパーソンも少なくないのではないでしょうか。

そんな現代の課題を解決する一手として注目を集めているのが、今回ご紹介する「Focus To Do」。

本記事では、この多機能な生産性向上アプリの真価に迫ります。

基本的な使い方から料金体系、そして気になる危険性まで、網羅的に解説していきましょう。

Focus To Doとは?

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Focus To Doは、単なるTo-Doリストアプリではありません。

その最大の特徴は、やるべきことをリストアップする「タスク管理」機能と、時間管理術の一つである「ポモドーロ・テクニック」を融合させている点にあります。

日々の業務や学習におけるタスクを明確にし、それを「25分の集中と5分の休憩」というサイクルで効率的に処理していく。

このシンプルな仕組みが、私たちの集中力を最大限に引き出し、先延ばし癖を克服する手助けをしてくれるのです。

また、iPhoneやAndroidスマートフォンはもちろん、WindowsやMacといったPC、さらにはApple Watchにも対応しており、作成したタスクや進捗はクラウド経由でリアルタイムに同期されます。

これにより、オフィスでも自宅でも、移動中でも、シームレスに作業を継続できる環境が手に入るのです。

 

【タスク管理編】Focus To Doの使い方

ってことで、具体的な使い方を「タスク管理」と「ポモドーロ」の2つに分けて解説しましょう。

Focus To Doを使いこなす上で、まず土台となるのが「タスク管理」です。

ここでは、頭の中を整理し、やるべきことを実行可能な計画に落とし込むまでの流れを、ステップバイステップで見ていきましょう。

 

1. 受信箱の作成:すべてのタスクを書き出す「場所」を作る

最初に作成するべきなのが「プロジェクト」です。

「プロジェクトの追加」をタップして、名前を「〇〇プロジェクト(仕事)」「自己学習」「家族」などと設定してプロジェクトを作成しましょう。

プロジェクトとしてのまとまりがなければ、「受信箱」などでも良いかと思います。

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これは、いわば頭の中のあらゆる懸念事項を一時的に投げ込むためのデジタルなトレーだと考えてください。

「会議の資料作成」「A社へのメール返信」「出張費の精算」といった仕事のタスクから、「クリーニングを取りに行く」「書籍の購入」といったプライベートな用事まで。

この段階では整理整頓を意識せず、とにかく思いつくままにすべてを書き出すことが重要です。

この「頭の中から外に出す」という行為こそが、心の負担を軽減し、集中するための第一歩となるでしょう。

なお、無料プランでは作成できるプロジェクト数に上限があるため、本格的に活用するならアップグレードも視野に入れると良いでしょう。

2. タスクの追加:頭の中を空にする

プロジェクトにタスクを追加する操作は、驚くほどシンプル。

この手軽さが、「あとでやろう」と思っているうちに忘れてしまう、といった事態を防いでくれます。

1.1で設定した対象のプロジェクトを開く

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2.画面上部の「タスクを追加」欄に内容を入力する

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3.決定してタスクをリストに追加する

Focus To Do

UIがシンプルであるため、思考の流れを妨げることなく、次から次へとタスクを登録していくことが可能です。

まさに、思考のスピードで頭の中を空にしていける感覚を味わえるはずです。

 

3. タスクの細分化:必要に応じてサブタスクを追加

「企画書を作成する」といった大きなタスクは、どこから手をつけていいか分からず、つい後回しにしがちです。

こうした課題を解決してくれるのが「サブタスク」機能。

1.細分化したい親タスクを選択する

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2.タスク詳細画面で「サブタスクを追加」を選び、具体的な作業内容(例:「関連データの収集」「構成案の作成」など)を入力する

Focus To Do

大きなタスクを、より具体的で実行可能な小さなステップに分解するのです。

タスクを細分化することで、一つひとつの作業への心理的なハードルが下がり、着実にゴールへと近づいている実感を得ながら、着実に歩を進めることができるようになります。

 

4. タスクの詳細設定:期限や重要度を設定してスケジューリング

タスクを登録するだけでなく、それぞれに詳細情報を加えることで、実行計画はより確実なものになります。

1.詳細設定したいタスクを選択する

Focus To Do

2.詳細画面から「期限」「リマインダー」「見積もりポモドーロ数」「優先度(スター)」などをクリックして設定する

Focus To Do

特にユニークなのが、そのタスクを完了するために必要と思われるポモドーロ(集中時間)の数を見積もって設定できる機能。

これにより、「今日の持ち時間はポモドーロ10回分だから、このタスクとこのタスクに取り組もう」といった、時間に基づいた現実的なスケジューリングが可能になるのです。

 

【ポモドーロ編】Focus To Doの使い方

タスクの準備が整えば、いよいよこのアプリの真骨頂である「ポモドーロ・テクニック」を実践する時です。

計画を実行に移し、高い集中力を維持するための流れを見ていきましょう。

 

1. 「今日」などからやるべきことを確認

一日の始まりには、まずその日に取り組むべきことを明確にします。

全てのタスクの中から「今日は何をするんだっけ?」と探す必要はありません。

1.メニューから「今日」ビューを選択する

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2.期限や優先度に基づきリストアップされたタスクの中から、今から取り組むものを決める

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システムが「今日あなたが集中すべきこと」を提示してくれるため、迷うことなく一日の作業をスタートできるのです。

もちろん「今日」に限らず、進めたいプロジェクトがあればどんどん取り組んでいきましょう。

 

2. タイマーの起動

取り組むタスクを決めたら、いよいよ集中時間のスタートです。

タイマーが作動している間は、「この時間は目の前のタスクだけに集中する」という自分との約束の時間。

1.実行するタスクの右側にある「再生(▶)」ボタンをクリックする

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2.25分間のタイマーがスタートしたら、他のことに気を散らさずタスクに集中する

Focus To Do

タイマーが視界に入ることで、SNSをチェックしたり、関係のないメールを開いたりといった誘惑から意識を遠ざけ、深い集中状態(フロー)へと入る手助けをしてくれます。

 

3. 短い休憩(5分間)

25分の集中時間が終わると、アラームと共に5分間の休憩時間がスタートします

この短い休憩の目的は、脳をリフレッシュさせること。

1.25分のタイマーが終了すると、自動的に5分間の休憩タイマーがスタートする

Focus To Do

2.PCの前から離れ、ストレッチや水分補給などをして心身をリフレッシュさせる

この小休止が、次の集中セッションへの活力となり、一日を通してパフォーマンスを維持する鍵となります。

 

4. 長い休憩(15~30分間)

ポモドーロを4回(約2時間)繰り返すと、15分から30分程度の長めの休憩を取ることが推奨されています。

これは、心身をよりしっかりと回復させるための時間です。

  1. ポモドーロを4回完了すると、自動的に15~30分の長い休憩タイマーが始まる
  2. 一度完全に作業から離れ、しっかりと休息を取ることで次のセッションに備える

少し長めの散歩に出たり、同僚と雑談したりと、一度完全に仕事から離れることで、脳の疲労が回復し、午後のセッションにも新鮮な気持ちで臨むことができるでしょう。

 

5. 一日の成果を振り返り

Focus To Doには、日々の活動を記録・分析する「レポート機能」が備わっています。

これは単なる記録ではなく、自身の働き方を客観的に見つめ直すための貴重なフィードバック

1.左側のメニューから「レポート」を選択する

Focus To Do

2.日次や週次のレポートを確認し、集中時間やタスク完了数を振り返る

Focus To Do

「どのプロジェクトにどれだけの時間を費やしたか」「一週間のうちで最も集中できた曜日はいつか」といった気づきを得ることで、生産性を継続的に改善していくための原動力となるでしょう。

 

Focus To Doのプランや料金は?無料でどこまで使える?

さて、これほど高機能なアプリとなると、気になるのが料金プランではないでしょうか。

Focus To Doは、基本的な機能を無料で利用開始できます。

無料版と有料のプレミアムプランで何が違うのか、まずは以下の表で比較してみましょう。

表の通り、無料プランでも中核となる機能は十分に活用できますが、複数の案件を抱えるビジネスパーソンにとっては、プロジェクト数の上限がネックになるかもしれません。

より本格的に活用したい場合、プレミアムプランへのアップグレードがおすすめです。

料金はプラットフォームやキャンペーンによって変動する可能性がありますが、2025年6月現在の価格目安は以下の通りです。

3ヶ月プランは両OSで同額ですが、永久ライセンスはAndroid版の方がわずかに安価な設定。

長期的に利用する予定であれば、買い切り版は非常にコストパフォーマンスの高い選択肢ですね。

iOS版なら10ヶ月以上、Android版なら9ヶ月以上利用する見込みがあれば、永久ライセンスの方がサブスクリプションよりもお得になります。

ご自身の利用スタイルに合わせて、最適なプランをお選びください。

危険性が高いって本当?

実はFocus To Doでは「危険性がある」と噂されているんです。

Focus To Doの開発元は、公式情報によると「Shenzhen Tomato Software Technology Co., Ltd.」という、中国・深圳に拠点を置く企業。

中国のアプリだけど、セキュリティは大丈夫?」という疑問の声があるわけですね

確かに、入力したデータは中国国内のサーバーで管理されるため、データの扱いに不安を感じるのも自然なことです。

しかし、実際にこのアプリが危険なのかという点について調査したところ、2025年6月現在、Focus To Doが直接的な原因となって大規模な情報漏洩やセキュリティインシデントを引き起こしたという具体的な事例は、主要なセキュリティ情報サイトやニュースでは見つかりませんでした。

もちろん、これは将来にわたって100%の安全を保証するものではありません。

しかし、多くのユーザーに長年利用されている実績があり、現時点で具体的なトラブルの報告がないという事実は、アプリの安全性を判断する上での一つの重要な指標となるでしょう。

こうした状況から、個人の学習計画や日常タスクの管理といった一般的な用途であれば、過度に心配する必要はなく、基本的には安全に利用できるアプリだと考えられます。

ただし、企業の機密情報などを扱う場合は、ご自身のセキュリティ基準と照らし合わせて慎重に判断することをおすすめします。

 

Focus To Doで生産性の向上は現実的!

Focus To Doは、「タスク管理」という計画性と、「ポモドーロ・テクニック」という実行術を、見事に融合させた生産性向上ツールといえるでしょう。

頭の中の雑多な「やること」を整理し、それを一つひとつ集中して片付けていく。

この一連の流れを、直感的で洗練されたUIが力強くサポートしてくれます。

「目の前の仕事に集中できない」「気づけば一日が終わっている」。

もしあなたがそんな悩みを抱えているのなら、Focus To Doは現状を打破する強力な武器になるかもしれません。

まずは無料プランから、その効果を体感してみてはいかがでしょうか。

このアプリが、あなたの「時間」の価値を再定義してくれるはずです。