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「目の前の作業に集中したいのに、つい他のことに気を取られてしまう…」。
そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。
今回ご紹介する「Be Focused」は、そんな集中力の悩みを解決に導いてくれる、ポモドーロテクニックに基づいたタイマーアプリです。
この記事では、Be Focusedの基本的な使い方から、さらに便利に使いこなすためのコツ、そして気になる料金プランまで、詳しく解説していきます。
Be Focusedとは?
Be Focusedは、ポモドーロテクニックを実践するために開発されたタスク管理・集中タイマーアプリです。
ポモドーロテクニックとは、「25分の作業+5分の短い休憩」を1セットとして繰り返し、生産性を向上させる時間管理術のこと。
Be Focusedを使えば、このサイクルを簡単かつ効果的に実践できます。
iPhone、iPad、MacといったApple製品間でシームレスに同期できるため、外出先ではiPhoneで、デスクワークではMacで、といったように場所を選ばずに集中環境を構築できるのが大きな魅力です。
Be Focusedの6つの基本的な使い方
Be Focusedの魅力は、その直感的な操作性にあります。
ここでは、アプリを使いこなすための6つの基本的なステップを、具体的な手順とともに見ていきましょう。
1. タスクを追加
まずは、今日取り組むべき作業をすべてリストアップすることから始めます。
頭の中にある「やること」を可視化するだけでも、思考が整理され、何から手をつけるべきかが明確になります。
Be Focusedでは、このタスクリストの作成が非常に簡単。
「+」ボタンをタップしてタスク名を入力するだけです。
このようにして、まずは今日やるべきことをすべて洗い出してみましょう。
タスクの順番は後から自由に変更できるので、思いつくままに追加していくのがおすすめです。
2. タスクの詳細設定
タスクを追加したら、それぞれのタスクに詳細な情報を加えることで、より計画的なタスク管理が可能になります。
Be Focusedでは、見積もり時間や期限などを設定でき、タスクの優先順位付けや進捗管理に役立ちますよ。
設定したいタスクを右にスワイプして「Edit」を表示
表示された画面で、「見積もり」としてタスク完了までに必要だと思うポモドーロ数(1ポモドーロ=25分)を設定
これらの詳細設定は必須ではありませんが、活用することで「このタスクにはこれくらいの時間がかかるだろう」という見積もりの精度を高める訓練にも繋がります。
3. タイマーを開始
タスクリストの中から、今から集中して取り組むタスクを選び、いよいよタイマーを開始しましょう。
タイマーが作動している間は、他のことに気を取られず、そのタスクだけに意識を向けることが重要。
集中したいタスクを選択して画面中央に表示されている再生ボタン(▶)をタップしてみましょう。
タイマーがスタートすると、画面には残りの集中時間が表示されます。
この時間は、ひたすら目の前のタスクに没頭しましょう。
もし途中で作業を中断する必要がある場合は、一時停止ボタンでタイマーを止めることも可能です。
4. 短い休憩
Be Focusedのタイマーは、デフォルトで25分間の集中時間が経過すると自動的にアラームが鳴り、短い休憩時間に入ります。
この短い休憩は、集中して働いた脳をリフレッシュさせ、次のセッションへの活力を養うための大切な時間。
25分の作業時間が終了すると、自動で5分間の休憩タイマーがスタートします。
この5分間は、デスクから離れて少し歩いたり、飲み物を飲んだり、窓の外を眺めたりと、PCやスマートフォンの画面から意識的に離れるのがおすすめ。
短い時間でも頭を切り替えることで、次の集中セッションに新鮮な気持ちで臨むことができます。
5. 長い休憩
短い休憩を挟みながら作業セッションを何度か繰り返すと、Be Focusedは自動的に長い休憩を促してくれます。
デフォルトの設定では、4回の作業セッション(ポモドーロ)を終えるごとに、15分から20分程度の長い休憩時間が設けられているんです。
この長い休憩は、心身をしっかりと休ませるための時間です。
短い休憩よりも少し時間をかけてストレッチをしたり、軽食をとったりするのも良いでしょう。
定期的に適切な休息を挟むことが、結果的に1日を通した生産性の維持に繋がります。
6. レポートで進捗確認
Be Focusedには、これまでの作業記録を可視化してくれるレポート機能が備わっています。
自分がいつ、どのタスクに、どれくらいの時間を費やしたのかを一目で確認できるため、生産性の振り返りや、今後の計画立案に非常に役立ちます。
レポートを見ることで、「今週はこれだけ集中できた」という達成感を得られたり、「このタスクに思ったより時間がかかっているな」といった改善点を発見できたりします。
客観的なデータに基づいて自分の働き方を分析し、より効率的な時間の使い方を目指しましょう。
Be Focusedを使いこなす3つのコツ
基本的な使い方をマスターしたら、次はさらにBe Focusedを自分好みにカスタマイズして、生産性を最大限に高めるコツを見ていきましょう。
1. タイマーの自由な設定
ポモドーロ・テクニックの基本は「25分の作業+5分の休憩」ですが、人によって集中できる時間の長さは異なります。
Be Focusedでは、この作業時間や休憩時間を自分のリズムに合わせて自由に変更することが可能です。
- 「作業時間」「短い休憩」「長い休憩」の時間をそれぞれ調整
- 「長い休憩の間隔」(何回の作業セッションごとに長い休憩を取るか)も変更可能
例えば、「自分は50分くらい連続で集中できる」という方は作業時間を50分に設定し、その分休憩時間も10分に伸ばすといったカスタマイズが有効です。
自分だけの「ゴールデンタイム」を見つけることで、無理なく集中力を維持しやすくなります。
2. サウンドと通知のカスタマイズ
タイマーの終了を告げるアラーム音や通知は、便利な反面、時には集中を妨げる要因にもなり得ます。
Be Focusedでは、こうしたサウンドや通知を細かく設定できるため、自分にとって最も心地よい作業環境を構築できるのが嬉しいポイント。
- アラーム音の種類や音量を変更したり、作業開始・終了時の通知のオン/オフの切り替えが可能
- 毎正時に時間を知らせる「時報」機能なども設定可能
特に、静かな環境で作業したい場合は、アラーム音を控えめなものに変更したり、バイブレーションのみに設定したりするのがおすすめです。
細部まで自分好みに調整することで、より深く、快適に作業へ没頭できるでしょう。
Be Focusedのプランは?無料でどこまで使える?
Be Focusedは、基本的な機能を無料で利用開始できますが、より高度な機能を求めるユーザー向けに有料の「Pro版」も提供されています。
違いは以下の通り。
無料版でもポモドーロ・テクニックを実践する上で十分な機能が備わっており、まずは気軽に試してみることが可能。
無料版では、タスク管理、タイマー機能、基本的なレポート確認など、この記事で紹介した中心的な機能を利用できます。
一方、Pro版にアップグレードすると、作成したタスクや作業履歴をiPhone、Mac、iPadなどの異なるデバイス間でリアルタイムに同期できるようになります。
また、作業記録をCSVファイルとして書き出し、表計算ソフトなどで詳細に分析することも可能。
Pro版は買い切り型のため、一度購入すれば永続的に利用できるのも嬉しいポイントですね。
Be Focusedで生産性を倍増させよう!ただ、日本語には・・
本記事では、集中力向上アプリ「Be Focused」の基本的な使い方から、より効果的に活用するためのコツ、そして料金プランに至るまでを詳しく解説しました。
Be Focusedは、ポモドーロ・テクニックを手軽に実践できる、非常に優れたツールです。
- タスクの追加とタイマーの開始というシンプルな操作
- レポート機能による作業時間の可視化
- 自分好みにカスタマイズできる柔軟な設定
これらの特徴により、日々の業務や勉強の生産性を飛躍的に高める手助けをしてくれるでしょう。
「集中力が続かなくて困っている」「タスク管理を効率化したい」と感じている方は、ぜひこの機会にBe Focusedを試してみてはいかがでしょうか。
まずは無料版から、その効果を実感してみてください。
ただ、残念なのが日本語に対応していない点。
機能がシンプルなので英語でも十分に使えますが、慣れるまで時間がかかるのはネックですね。
日本語に対応したポモドーロアプリを試したいなら「Focus To Do」はおすすめ。
以下の記事ではFocus To Doを詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。