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「今年こそは運動を習慣にしたい」「毎日読書する時間を作りたい」――。
誰もが一度は、そんな目標を立てたことがあるのではないでしょうか。
しかし、強い意志を持って始めたはずなのに、三日坊主で終わってしまった経験を持つ方も少なくないでしょう。
そんな「続かない」悩みを解決し、あなたの理想の習慣作りを力強くサポートしてくれるのが、習慣化アプリ「Habitify」です。
本記事では、2025年6月時点の最新情報に基づき、Habitifyの基本的な使い方から、さらに一歩進んだ活用術、そして気になる料金プランまで、その魅力を余すところなくご紹介します。
Habitifyとは?
Habitifyは、日々の習慣を記録し可視化することで、目標達成をサポートしてくれる習慣化アプリ。
洗練されたシンプルなデザインと、ユーザーのモチベーションを維持するための多彩な機能が特徴で、世界中の多くのユーザーに愛用されています。
やるべきこと(ToDo)を管理するタスク管理ツールとは異なり、Habitifyは「繰り返し行う行動」の定着に特化しています。
日々の小さな積み重ねをグラフやデータで振り返ることで、達成感を味わいながら、着実に理想の自分へと近づくことができるでしょう。
Habitifyの基本的な4つの使い方
それでは早速、Habitifyの基本的な使い方を4つのステップで見ていきましょう。
STEP1.「すべての習慣」に習慣を追加する
Habitifyを使い始めるための最初のステップは、とてもシンプルです。
まずは、これから身につけたい習慣、あるいはやめたいと思っている習慣をアプリに登録することから始めましょう。
ホーム画面の右下にある「+」ボタンをタップすれば、すぐに計画をスタートできます。
Habitifyの優れた点は、「良い習慣」を増やすだけでなく、「悪い習慣」を断ち切るための登録もできること。
これにより、自分をプラスに導くだけでなく、マイナス要素を取り除くという両面からのアプローチが可能になります。
ホーム画面の右下にある「+」ボタンをタップして、悪い習慣か良い習慣のいずれかを選択しましょう。
それぞれに設定できる項目が異なるため、順番に解説します。
◆悪い習慣をやめる
「ついやってしまう」「やめたいのにやめられない」そんな行動こそ、まずは意識のテーブルに乗せることが大切です。
悪い習慣をあえて登録することで、無意識の行動を可視化し、「今日もやらなかった」という達成感を積み重ねることができます。
設定がシンプルなのは、「やめる」という一点に集中し、継続できた日数を記録することに特化しているためです。
- 目標: 「SNSをダラダラ見ない」「夜更かしをする」など、やめたい習慣の名称を設定します。
- 開始日: いつからその習慣をやめるのかを設定し、禁欲カウンターをスタートさせます。
このように、あえてシンプルな設定にすることで、迷うことなく「やめる」という決意を日々記録していくことができるのです。
◆良い習慣を身につける
一方で、これから身につけたい良い習慣については、より詳細な設定が成功の鍵を握ります。
目標を具体的に数値化したり、実行する時間帯を決めたりすることで、漠然とした「頑張る」という気持ちを、具体的な「行動」へと落とし込む手助けをしてくれるでしょう。
特に「チェックリスト」機能は、「運動する」という大きな習慣を「ウェアに着替える」「ストレッチ」「筋トレ」といった小さなステップに分解できるため、行動へのハードルを大きく下げてくれるはずです。
- 繰り返し: 「毎日」「毎週月曜日」「3日ごと」など、習慣を実行する頻度を柔軟に設定します。
- 目標: 「1日30分運動する」「1日10ページ本を読む」など、回数、時間、歩数といった具体的な単位で目標を設定します。
- 時間帯: 習慣を実行したい時間帯を「午前」「午後」「夕方」から選択し、生活リズムに組み込みます。
- カテゴリー: 習慣を「健康」「仕事」「学習」などに分類し、管理しやすくします。
- リマインダー: 設定した時間に通知を送ることで、うっかり忘れを防止します。
- チェックリスト: 習慣達成のための具体的なサブタスクをリスト化できます。
- 開始日: いつからその習慣を始めるのかを設定します。
これらの項目を丁寧に設定することが、漠然とした目標を具体的なアクションプランへと変え、あなたの習慣化の成功率を大きく高めてくれるでしょう。
STEP2.カテゴリーを作成して分類
新しい習慣をいくつか登録していくと、ホーム画面のリストが長くなり、少し雑然としてくるかもしれません。
そんな時に役立つのが「カテゴリー」機能です。
これは単なる整理整頓のための機能ではありません。
自分の生活における様々な側面、例えば「健康」「仕事」「自己投資」「プライベート」といった領域に分けて習慣を管理することで、自分がどの分野に時間とエネルギーを注いでいるのか、あるいは注ぎたいのかを客観的に把握する手助けとなります。
例えば、「健康」カテゴリーには「運動」「7時間睡眠」、「自己投資」カテゴリーには「読書」「資格勉強」を登録することで、生活全体のバランスを見直すきっかけにもなるでしょう。
カテゴリーごとに進捗状況を確認することも可能なため、「今週は仕事の習慣は頑張れたけれど、健康面がおろそかになっていたな」といった気づきを得ることもできます。
このように、カテゴリー分けは、あなたの理想のライフスタイルをデザインするための羅針盤のような役割を果たしてくれるのです。
具体的な作成方法はとても簡単です。
1:ホーム画面上部にある「+新規カテゴリー」をタップ
2:カテゴリー名(例:朝活、ウェルネス、スキルアップなど)を入力し、好きな色を選んで保存すれば完了
これらの簡単なステップで、あなたの習慣リストは格段に見やすく、そして管理しやすくなるはずです。
STEP3.習慣を実行する
計画を立てたら、次はいよいよ実行のフェーズです。
ホーム画面には、その日に実行すべき習慣が時間帯別にリストアップされています。
完了した習慣は、軽くタップまたはスワイプするだけで「達成」の記録が完了。
この小気味良いアクションが、日々の継続を後押ししてくれます。
さらにHabitifyには、習慣の実行をサポートする便利な機能が備わっています。
例えば「30分間読書する」といった時間で区切る習慣には、内蔵のタイマー機能が非常に有効です。
タイマーをセットすることで、余計なことに気を取られず目の前のタスクに集中することができます。
また、各習慣にはメモを残すことも可能です。
「今日の筋トレはいつもより負荷を上げてみた」「読んだ本で心に残った一節」などを記録しておけば、後から振り返った際に、より多くの発見があるでしょう。
もし、どうしても実行できない日があっても、「スキップ」機能を使えば、連続記録を途切れさせることなく、正直に記録を残せます。
日々の習慣の記録は、以下の手順で行います。
1: ホーム画面を開き、今日実行する習慣の一覧を確認
2: 実行が完了した習慣を右にスライドさせて「達成」をタップ
3: 時間や回数などの目標を設定している場合は、タップ後に数値を入力する画面が表示されるので、実績を入力
4: タイマーを使いたい場合は習慣名の右側にある時計アイコンを、メモを残したい場合はノートアイコンをタップ
このように、Habitifyは日々の行動をシンプルに記録できるだけでなく、あなたの集中や振り返りまでもサポートしてくれる頼もしいツールなのです。
STEP4.進捗で振り返り
Habitifyの「進捗」セクションは、自分の努力を美しく、そして分かりやすく可視化してくれます。
ここで得られるデータは、単に「できた」「できなかった」で一喜一憂するためのものではありません。
それは、自分の行動パターンを客観的に分析し、より良い戦略を立てるための貴重な材料となるのです。
例えば、なかなか連続達成記録が伸びない習慣があれば、それは目標設定が高すぎるのかもしれません。
あるいは、リマインダーの時間があなたの生活リズムに合っていない可能性も考えられます。
月間ビューのカレンダーを見て、特定の曜日に達成率が低い傾向があれば、その曜日のスケジュールを見直すといった具体的な改善策を導き出すことができます。
このように、データに基づいた振り返りを行うことで、根性論に頼るのではなく、スマートに習慣を改善していくことが可能になります。
- 連続達成記録: 習慣を何日間連続で達成できたかを確認できます。数字が伸びていく様は、強力なモチベーションになります。
- 月間ビュー: カレンダー形式で、各日の達成状況が一目でわかります。習慣を達成した日は色が塗られ、達成感が視覚的に得られます。
- 達成率: 設定した目標に対して、どれだけ達成できたかがパーセンテージで表示されます。習慣ごと、カテゴリーごとの達成率も確認できます。
- 年間チャート: 1年間の達成状況を俯瞰して見ることができます。長期的な視点で自分の成長を実感できるでしょう。
定期的にこれらのデータを眺める時間を作ることで、客観的に目標設定の見直しができるわけですね。
応用編:Habitifyを使いこなす2つの機能
基本的な使い方に慣れてきたら、さらにあなたの習慣化を加速させる応用機能も活用してみましょう。
1.チャレンジ
一人で黙々と目標に向かうのも尊いことですが、時には誰かと一緒に頑張ることで、思わぬ力が湧いてくるものです。
Habitifyの「チャレンジ」機能は、まさにそのための機能。
これは、世界中のHabitifyユーザーと共通のテーマ(チャレンジ)に挑戦し、互いに進捗を共有しながら目標達成を目指すコミュニティ機能です。
例えば、「30日間瞑想チャレンジ」や「朝5時起きチャレンジ」といった、自分一人ではくじけてしまいそうな目標も、同じ志を持つ仲間がいると思えば、不思議と続けられるもの。
この機能の背景には、「コミットメントと一貫性」という心理的な効果があります。
公に「チャレンジに参加します」と宣言することで、「一度決めたことをやり遂げたい」という気持ちが働き、継続の可能性が高まるのです。
また、他の参加者の進捗を見ることで、「自分も頑張ろう」という健全な刺激を受けることもできます。
孤独な戦いになりがちな自分との闘いに、「仲間」という心強い要素を加えてくれるのが、このチャレンジ機能の最大の魅力と言えるでしょう。
用意されたチャレンジに参加するだけでなく、自分でオリジナルのチャレンジを作成し、友人を招待することも可能です。
2.ムードログ
あなたは、自分の気分が日々の行動にどれだけ影響されているか、意識したことがありますか?
「ムードログ」は、その日の気分を5段階の顔アイコンで記録し、習慣の達成状況と気分の相関関係を分析できる、非常にユニークでパワフルな機能です。
これは、単なる日記とは一線を画し、あなたのパフォーマンスとメンタルヘルスの関係性をデータで解き明かすためのツールです。
例えば、ムードログをつけ続けることで、「運動を達成した日は、気分が上向きになる傾向がある」「睡眠時間が短いと、翌日の気分が落ち込み、他の習慣の達成率も下がる」といった、あなただけの”成功パターン”や”注意すべきサイン”が見えてくるかもしれません。
このような自己理解は、より効果的な習慣化戦略を立てる上で非常に重要です。
気分が落ち込んでいる日に無理をせず、達成しやすい簡単な習慣から手をつける、あるいは気分が良い日には少し挑戦的な目標に取り組む、といった柔軟な対応が可能になります。
これは、自分自身をより深く理解し、優しく、そして賢くマネジメントしていくための機能なのです。
気分の記録はとても簡単です。
1: 画面下部のメニューから「+」をタップ
2: 上部のタブから「気分」を選択して保存
記録を続けると、気分と達成した習慣の傾向がグラフで表示され、あなたのウェルビーイング(心身の健康)と習慣の間にどのような繋がりがあるのか、一目で確認できるようになります。
Habitifyのプランは?無料でどこまで使える?
Habitifyは、気軽に始められる無料プランと、全ての機能を解放して本格的に習慣化に取り組める有料のPremiumプランを提供しています。
自分の利用スタイルに合わせて選べるのが嬉しいポイント。
無料版と有料版の機能の違いは以下の通り。
まずは無料プランでHabitifyの基本的な魅力を体験してみるのが良いでしょう。
3つまでの習慣なら、リマインダーや基本的な進捗確認といったコアな機能を無料で利用できます。
「まずは早起きだけ」「読書と筋トレの2つから」といった形でスモールスタートを切りたい方には十分な内容です。
そして、Habitifyを習慣化のメインツールとして本格的に活用したくなった時が、Premiumプランへのアップグレードのタイミングです。
登録できる習慣の数が無制限になるのはもちろん、本記事で紹介した「チャレンジ」や「ムードログ」といった応用機能も全て利用可能になります。
より詳細なデータ分析や、複数のリマインダー設定など、あなたの「本気」に応える機能が満載です。
料金プランは、月額、年額、そして一度の支払いで永続的に利用できる買い切り(ライフタイム)プランがあり、ご自身の長期的な計画に合わせて最適なものを選べます。
Habitifyでテクニカルに習慣を身につけよう
Habitifyは、単なる記録ツールではありません。
テクニカルなアプローチとユーザーの心理を巧みについた機能で、挫折しがちな習慣化を成功へと導いてくれる頼もしいパートナーです。
- まずは3つの習慣から無料で試してみたい方
- データを分析して、効率的に自分を改善したい方
- ゲーム感覚で楽しみながら、仲間と一緒に頑張りたい方
このような方にとって、Habitifyは最適なアプリと言えるでしょう。
新しい自分に変わるための第一歩は、日々の小さな習慣から始まります。
Habitifyと共に、理想の毎日をデザインしてみてはいかがでしょうか。